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マーケティングカンファレンス2014:バナー広告をアイトラッキングで評価
11月23日(日)開催の「マーケティングカンファレンス2014」にポスター発表します。
メガネ型のアイトラッキング装置を使って、ウェブサイトのバナー広告枠を評価した結果の報告です。
パソコンモニターvs.スマートフォン、動画広告vs.静止画広告、自由に閲覧vs.指定した条件で閲覧などと、皆様も気になっているポイントを評価しました。
学会にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
発表論題:
ウェブサイトのバナー広告枠における動画広告と静止画広告効果の予備的検証
~アイトラッキング分析によるアプローチ~
要約:
本論では、ウェブサイトのバナー(ディスプレイ)広告枠における動画広告と静止画広告の効果の違いについて、アイトラッキング分析による予備的な調査を実施したので報告する。
バナー広告では、Natural Born Clickerと称されるように(comScore社ら)、全クリックの67%を4%のヘビークリッカーが占めるため、クリック数のみの効果測定では評価が難しい。また、84%がクリックしない傾向にあったことから、クリックをしない層を評価することが望まれていた。
そこで本論ではまず、調査素材の広告内容に強い興味関心を抱いていない対象者をクリックしない層として選出した。次に、ゴーグル型のアイトラッキングを装着させた選出者に、スマートフォンとパソコンモニタに提示されたウェブサイトを自由閲覧させ、視線を測定した。最後に、注視先の認知度を検証するため、調査後に事後アンケートを実施した。
検証の結果、バナー枠における動画広告は、静止画広告と比較して無意識的に視線が誘導されやすく、また長く注視される傾向が確認された。さらに、スマートフォンとパソコンモニタでは、動画広告と静止画広告の注視のされ方に違いが認められた。詳細は、ポスターにて議論したい。